Selections Avri 2025

Monthly SelectionSelections Avri 2025

Catherine & Pierre Breton
カトリーヌ& ピエール ブルトン

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Épaulé Jeté 2020
エポール ジュテ シノン




造り手紹介:
フランス・ロワール地方のシノン地区で1980年代から自然派ワインを牽引するブルトン夫妻。土地の個性と葡萄本来の力を信じ、野生酵母での発酵、亜硫酸の極少使用、ノンフィルターでの瓶詰めを貫いています。「Épaulé Jeté(エポレ・ジュテ)」は、柔道の技名にちなんで名付けられた軽やかで芯のある赤ワインです。

Épaulé Jeté 2020
地域・畑・ヴィンテージ情報:
ロワール地方はフランス最長の川に沿って多様な土壌と気候を持ち、個性豊かなワインの宝庫。シノンは特にカベルネ・フランの名産地であり、粘土石灰質の土壌が、豊かな香りとしなやかな骨格を育てます。2020年は果実の凝縮度と酸がともに充実した素晴らしい年でした。

味わい・香り・印象:
ブラックチェリー、プラム、スパイスやドライハーブ。しなやかなタンニンとエネルギーのある酸が調和し、時間とともに複雑さを増していきます。

お料理とのペアリング提案:
仔羊や牛肉のグリルなど赤身のお肉、すき焼きなど、旨味のあるお料理とぜひ。
14℃前後から飲み始め、その後は室温でキープ。グラスはボルドー型、ブルゴーニュ型が◎

酒井ワイナリー /
山形 赤湯

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小姫さん
Sans Soufre

造り手紹介:
1892年に創業した酒井ワイナリーは、山形県南陽市の地で130年以上続く老舗の家族経営ワイナリー。地元産のブドウと昔ながらの製法にこだわりながら、ナチュラルワインへの挑戦も積極的に行っています。「小姫さん」はその中でも、亜硫酸無添加(Sans Soufre)で仕上げたピュアでやさしいシリーズ。

小姫さん(Sans Soufre)
地域・畑・ヴィンテージ情報:
山形県は四季が明確で昼夜の寒暖差が大きく、ブドウの香りと酸を引き出すのに適した地域。「小姫さん」は、自社畑「金沢(かねざわ)」のデラウェアです。

味わい・香り・印象:
輝きのある濃いめの黄色。白い花やカリンなどの瑞々しい香り。口当たりはピチッとしていて十分に熟した果実味と酸味のバランスが良くシンプルに美味しいです。地元で育てられたデラウェアを使用。無添加で造られるため、土地と造り手の素直な表情がそのまま瓶に込められています。

お料理とのペアリング提案:
肉じゃが、生春巻き、イカ、エビ、カニなどを使ったお料理。
冷蔵庫温度から、その後は軽く冷やし気味にして、白ワイングラスで。

Domaine Valentin Zusslin
ヴァラタン チュスラン

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Riesling Les Chapelles 2022
リースリング レ・シャペル

造り手紹介:
アルザス南部、スイスとの国境近くに位置するオルシュヴィレール村で、1691年から続く13代目の家族経営ワイナリー。チュスラン家はビオディナミ農法の先駆者としても知られ、畑はすべてデメター認証を取得。自然と月のリズムに寄り添う栽培と、静謐な醸造スタイルで、多くのファンを魅了しています。

 

 

Les Chapelles Riesling 2022
地域・畑・ヴィンテージ情報:
アルザス地方はドイツとフランスの文化が交錯する地域で、リースリングをはじめとした白ワインの名産地。チュスラン家の「レ・シャペル」は教会跡地の名を持つ単一畑で、石灰質と粘土質の複雑な土壌から、凛とした骨格と繊細な香りを持つワインが生まれます。2022年は冷涼な気候が特徴で、酸と果実のバランスが調和しています。

味わい・香り・印象:
白桃、はちみつレモン、火打石。伸びのある酸とミネラル、その後に来る果実感が心地よい。

お料理とのペアリング提案:
ホタルイカの菜の花和え、塩をつけて食べるお刺身や天ぷら、帆立やエビ柑橘のサラダなどと◎
10℃前後から飲み始め、その後室温でキープ。グラスは白ワイングラス、ブルゴーニュグラスと色々試してみてください。それぞれ印象が変わって面白いです。