Selections Mars 2026

Monthly SelectionSelections Mars 2026

Gramenon
グラムノン

サムネイル
サムネイル

Poignée du Raisins
ポワニェ ドゥ レザン 2024

A7(リヨンとマルセイユを結ぶ高速道路)をボレンヌの町で下り、そこから約1時間、田舎道を右へ左へと走ったところに
モンブリゾン・シュル・レはある。市道から敷地への間道に入ると、自然にできた緑のトンネルがあり、そこを抜け出ると
一面にブドウ畑が広がる…。何だか映画のワンシーンのようだ。

ドメーヌ グラムノンは1978年、フィリップ・ローランとミシェル・オーヴェリ・ローラン夫妻が12haの畑から
ワイン造りを始めたことに端を発する。1999年、最愛のフィリップが不慮の事故で他界してからは、ミシェルが
夫の意志を引き継ぎ、
彼女らしさをワインに加えながら第一線で走り続けてきた。

「グラムノン」の名前は、ワイン愛好家の中ではとても有名である。
僕自身も渡仏前に働いていたお店のハウスワイン的に使われていたのが、
グラムノンだったこともあり、
一時は毎日飲んでいた時期もあった。カーヴを初めて訪ね、ミシェルと対面した時は、感極まり涙したことを覚えている。

そして2022年、ミシェルは40年以上の醸造家人生を終え引退。現在はその息子、マキシム=フランソワ・ローランが
ドメーヌの運営を完全に引き継いだ。


昨年7月に訪問した際、マキシムと初めてゆっくりと話す機会を得た。ワイン造りへの姿勢、土地への敬意、
気候変動という現代の課題に真摯に向き合う姿勢に、
深く共感を覚える、とてもいい出会いになった。

現在は30ha以上の畑を所有し、デメター認証(バイオダイナミック農法) を2010年以降取得。
夏は酷暑と乾燥、冬はミストラルと呼ばれる
強く冷たい北風が吹き荒れ、−10℃以下になることも多い
この地の気候を逆手に取り、化学肥料・農薬は一切使用しない。2016年には醸造設備を改築し、

かつての木製発酵槽を廃止してセメントタンクへ刷新。衛生管理をより厳密にしながらも、
自然酵母発酵・無清澄・無濾過というスタイルは創業以来変わらない。

オリーブや果樹の植樹など、畑の環境整備にも積極的に取り組み、次世代のグラムノンを着実に歩み始めている。

Poignée du Raisins
ポワニェ ドゥ レザン 2024

「ポワニエ ドゥ レザン」とは、フランス語で**「ひと握りのブドウ」**。その名の通り、
ブドウそのものの生命力がそのままグラスの中に詰まっている。

色調はカジュアルながらも鮮やかな濃いルビー色。香りはキャンディーチェリー、フレッシュなラズベリーやプラム、
そこにワイルドフラワーやほのかなスパイスがアクセントを添える。口に含むと、まるでブドウをぎゅっと搾ったような、
フレッシュで溢れる果実感が広がる。タンニンはすでに丸みを帯び、力強さの中に優しさも共存する。
2024年ヴィンテージは果実の成熟度が高く、前作よりもふくよかな印象だ。

基本的にはフレッシュさを楽しみたい若飲みスタイルだが、5年程度の熟成を経ると果実とタンニンがより一体感を増し、
また違った表情を見せてくれる。

飲み頃温度: 12〜15℃前後から飲み始め、その後は室温でゆっくりキープ。  グラス: ブルゴーニュ型が◎

 生ハム・サラミ・お肉のテリーヌなどのシャルキュトリー系はもちろん、麻婆豆腐、スパイスカレー、
豚や牛肉の赤ワイン煮込みとも相性抜群。バーベキューで炭火焼きした豚のリブにもぴったりはまる。
肩肘張らずに、気の合う仲間とグラスを傾けたい1本。

Josephe Landron
ジョセフ ランドロン

サムネイル
サムネイル

Muscadet Amphibolit 2024
ミュスカデ

【究極のNatural Wine】ラ エ フアシエール村にジョゼフ ランドロンは住む。周囲にはブドウ畑がある丘を縫うように、
ロワール河に注ぐ支脈が流れる。当初ジョセフは農薬を使う農業をしていたが、徐々に自然な栽培を目指すようになり、
1999年に有機栽培をスタートし、2002年エコセール認証を取得。そして2011年にはビオディナミ認証取得するなど、
畑を自然な姿に育ててきた。

ジョセフはとても温厚な人柄だ。ブルターニュでのワインサロンで一緒になった時のこと。朝方まで造り手たちと飲み明かし、
仮眠をとって起きたところに、ちょうど散歩から戻ってきたジョセフに出くわしたのだ。「やぁ、調子はどうだい? 」と、
朝の清々しい空気のように彼は声を掛けてくれたのだが、「ça va pas…」と応えるのがやっとの僕に、
彼は笑いながらコーヒーを渡してくれたのを覚えている。

Muscadet 2024
ミュスカデ

品種:ミュスカデ 土壌:角閃石 樹齢:23年~40年 手摘みし全房でプレス 天然酵母での発酵 
4か月間シュール リ状態で熟成So2の添加はアルコール発酵の最後に必要に応じて加える
【究極のナチュラルワイン!】体液のように体にしみいります!

冷蔵庫温度で飲み始め、その後はお好みで冷やしても、常温でもOK。あっと言う間に1本空いてしまうと思います(笑)
生ガキやサーモン、白身魚のカルパッチなど、レモンをかけて食べるような料理と◎ 塩を付けて食べる天ぷらとも◎

Marsuret
マルスレット

サムネイル
サムネイル

Prosecco DOC Treviso Brut L'Ars
プロセッコ トレヴィソ ラルス

Marsuret(マルスレット) は、イタリア・ヴェネト州 ヴァルドッビアーデネのグイア(Guia di Valdobbiadene)
を拠点とするファミリーワイナリー。創業は 1936年、創設者 アゴスティーノ・マルスーラ(Agostino Marsura) が
初めてブドウ畑を購入したことに始まります。

「マルスレット」とは方言で「小さなマルスーラ家」を意味するニックネームです。
現在は第四世代にわたる家族経営で、オーナーの エルメス・マルスーラ(Ermes Marsura) が指揮を執ります。
全農地は約50ha、年間生産量は70,000ケース以上。
ラベルに記された「Viticoltori di Collina(丘のブドウ栽培者)」というモットーが示す通り、
すべて自社畑の手摘みブドウを使用し、持続可能な農業と高い醸造技術を誇ります。
また、ヴァルドッビアーデネは2019年にユネスコ世界遺産に登録されており、世界的にも注目を集める産地です。


 Marsuret Prosecco DOC Treviso Brut L’Ars
プロセッコ トレヴィソ ラルス 

品種は 100%グレーラ(Glera)、アルコール度数は11.5%。製法は シャルマ方式(Charmat法)で、
タンク内で二次発酵を行い、フレッシュな果実味を最大限に引き出しています。外観は淡いわら色(ペール・ストロー)で、
きめ細かく持続性のある泡立ち(ペルラージュ) が特徴。
香りには黄金色のリンゴや野の花といった爽やかなアロマが広がります。
味わいは辛口でいきいきとしたフレッシュ感があり、余糖は約12g/l。
アペリティフとして最適で、魚介類・甲殻類・シーフード料理との相性が抜群です。
産地名「Treviso DOC」はヴァルドッビアーデネ周辺のトレヴィーゾ県産プロセッコを示し、品質の裏付けとなっています。