Monthly SelectionSelections Out 2025
Les Vignobles Invindia
レ・ヴィニョーブル・アンヴァンディア
Fleurs du Mal AC Bordeaux
フルール・デュ・マル
Les Vignobles Invindia レ・ヴィニョーブル・アンヴァンディア Bordeaux, France
レ・ヴィニョーブル・アンヴァンディアは、ジャン=ピエール・ドゥルーエとユーグ・ラボルドという2人によっ
て、ボルドーの最高のワインを提供したいという共通の願いから生まれた6つのドメーヌから構成される
グループです。
レ・ヴィニョーブル・インヴィンディアの歴史は、1987年、ジャン=ピエール・ドゥルエと、当時シャトー・
オー・メイローのオーナーだったジャン=クロード・ベルナールの出会いに端を発します。当時、この18ヘ
クタールのドメーヌはバルクでしかワインを販売していませんでした。この出会いが、それまで存在しな
かったボトル入りの販売網を生み出し、生産と販売を担当する2人の男のパートナーシップを生み出しま
した。販売網は、ジャン=ピエール・ドゥルエの故郷であるマイエンヌに設置されました。この生産と販売
の完璧な融合は、新たな活力をもたらしました。
Fleurs du Mal AC Bordeaux
フルール・デュ・マル
アントル ドゥ メールの石灰粘土質土壌 Alc13,5% ソーヴィニヨン ブランとソーヴィニヨン グリの混醸。
コンクリートの発酵槽、樽で澱と共に熟成させる。
金柑などの柑橘、塩味、ややボリューム感があり、粘土層由来のねっとりとした味わいの中に、
塩味のあるミネラルやライムの風味が感じられ、長い余韻がある。
鰻や鱧、穴子の白焼き、イカのフリカッセ、カニマヨサラダなど魚介に合わせて◎
2日目から味わいがより感じられるので、数日かけて楽しむのも◎
8℃~14℃、グラスを色々変えてみるのも◎
Nicolat Deulfaurt
ニコラ デュルフォ
Macon Verzé Le bien heureux 2022
マコン ヴェルゼ ル ビヤンウール
2025年7月ワインツアーで訪問。
シャルドネ=樽熟成という概念を覆す造り手。
人柄も最高で、ニコラの優しさがワインに表れている。
パリ郊外出身のニコラ・デルフォーは、パリの小さな4つ星ホテルでソムリエと、ストアルーム・マネージャーとして
プロとしてのキャリアをスタートさせ、ワインとガストロノミーへの情熱を確固たるものにする。
2009年、2人の子供を連れてマコンに移住し、農業学校でブドウ栽培とワイン醸造の学位を取得。
その後、マコン地区でナチュラルワインを造っている『シャトー デ ロンテ』で働き、畑仕事、
ワイン造り、瓶詰めまで、生産のすべてを経験する。
2015年の秋、彼が『ヴェルゼ』にある、シャルドネとガメイの畑を4ヘクタール借り、初めて自分のワイン造りが始まった。
彼のブドウ畑は、標高350〜410メートルの東向きの斜面にあり、土着の酵母で発酵させ、ほとんど手を加えずに
シュール・リーで醸造を行うことで、ワインに一体感をもたらす。
Macon Verzé Le bien heureux 2022
マコン ヴェルゼ ル ビヤンウール
シャルドネ100%(樹齢35年) 70%をホーロタンクで12ヶ月間熟成させている。とてもスムーズな口当たりで、洋梨やカリンのような豊かな果実味、
やや塩味を伴ったミネラルと心地よい酸とが、ワインを仕上げている。ボリューム感もありつつ、さっぱりもしている。
12℃前後から飲み始め、その後は室温でキープ、グラスはブルゴーニュ型で。
ワインに少し塩味、苦みがあるので、野菜の天ぷら、モリーユ茸、シャルキュトリー系若鶏や仔牛のクリーム煮、鶏、豚肉のローストなどと合わせて
土佐酒造
高知県
桂月
Sake Natture
土佐酒造 松本さんとの出会い
今回ご紹介させて頂きます、土佐酒造のお酒、『桂月Saké Nature』は、松本 宗己社長の『ナチュラルワイン愛』と『土佐町の素晴らしいテロワール』があって生れたお酒だと思います。
松本さんは、家業を継がれる前は、酒造蔵元のご子息でありながら、元々食いしん坊、そしてワインがお好きで、よくホテル主催のワインパーティーなどに参加されていたそうです。あるパーティーに参加された時に、フランスナチュラルワインの父、『マルセル ラピエール』のワインを飲まれて、「これは何かが違う」と感じ取られ、そこからナチュラルワインに興味を持たれたそうです。
そんな松本さんが、僕のやっていた前店舗Bistro un coupにいらして下さったのは、もう7~8年前だと思います。
当時、僕自身は日本酒にそこまでの興味が無く、「日本酒は悪酔いしやすい」、「翌日に残る…」というイメージが、正直ありました。
ところが時折、ニヤニヤしながら松本さんが「こんなの造ってみたから吞んでみて~」と持って来て下さる日本酒やスパークリング酒を頂くと、ナチュラルワインのように美味しく、スルスルと抵抗が無く飲めてしまい、気が付くと「あれっ…もうこれしか残っていない」という感じで、嬉しい衝撃を受けたのを覚えています。
いまでは自分自身の日本人DNAが年齢と共に増してきて、食べるものも、飲むものも『和』に寄って来ているからかもしれませんが、我が家の食卓には、日本酒が置かれることがとても増えました。
酒蔵のある土佐嶺北地方の棚田にて、有機肥料のみを用いて栽培された特別栽培の酒造好適米を100%使用し、恵まれた自然環境の中で生酛造りにより仕込んだ純米大吟醸酒です。
Iino Natural Wine Selectionは、ワインを皆様にお届けすることが本分ですが、この非常に暑い日本の夏に、食欲が減退する季節に、涼やスタミナを求め食卓に並ぶであろう、冷奴やオクラの和え物、焼きナスショウガ、ゴーヤチャンプルーなどの夏ご飯には、もちろん、お刺身などにも合いますが、この美味しいSaké Natureをキリリと冷やして、お楽しみ頂けたらと、初めてセレクションに加えさせて頂きました。
松本さんのお人柄が出ているようなお酒ですよ。
【土佐酒造について WEBサイトから抜粋しています】
高知県北部の山間地、土佐嶺北地方にて明治10年(1877年)の創業以来146年間、豊かな水と澄んだ空気の中で高品質な酒造りに邁進して参りました。
酒蔵のある高知県土佐郡土佐町は、四国の中央部を流れる吉野川の源、四国の水瓶と言われる早明浦湖畔の静寂な自然環境に囲まれています。