10月にお届けするワイン

Monthly Selection10月にお届けするワイン

Domaine Catherine & Pierre Breton
カトリーヌ &ピエール ブルトン

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Epaule Jete" Vouvray Brut 
エポール・ジュテ・ヴーヴレイ・ブリュット

ピエール・ブルトンは1985年、地元のブルグイユにドメーヌを設立し妻のカトリーヌと二人でワイン造りを行っている。 設立当初よりブドウ栽培における化学薬品の使用に疑問を感じていたが、故マルセル ラピエールのワインに出会い感銘を受ける。 マルセルと直接交流を深め、自らも有機栽培を追究していった。当時ブルグイユでは当たり前の様に農薬が使用され、大量生産のワインが主流だった。 当初、異端児として眼を向けられたピエールだが、いまではこの地域における自然農法の先駆者として、他の造り手からも高い信頼を集めている。

Epaule Jete” Vouvray Brut 
エポール・ジュテ・ヴーヴレイ・ブリュット

ヴェルヌ シュル ブルヌ村の『シュナン ブラン』を使用。火打ち石を含んだ粘土土壌。ナチュラルワインでお馴染みの画家『ミッシェル トルメ』の絵をエチケットに採用している。

ハチミツ、赤いリンゴ、白い花のような香りで、程よい強さで柔らかく丸い泡が、幅広い料理との可能性を与えている。スモークサーモン、やや油脂を含んだお料理など、オールマイティーなスパークリングワインです!冷蔵庫温度で飲みはじめて、飲みきる場合は、室温保存でもOK!

Thierry Alexandre
ティエリー アレクサンドル

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Cul Sec" Blanc 2019
キュ セック ブラン

順調だった有機栽培で畑の管理を請け負う会社を止め、1.5haのブドウ畑と1haのアプリコット畑を買ってワイン造りを始める。家に隣接するガレージを改装した醸造所。剥き出の地面にステンレスタンク4台とカーボンファイバーの発酵槽1台。数個の樽、そして、ポンプやフィルター、手動のボトリングマシーン等、必要最低限の機材しかない。収穫後、ブドウを冷蔵庫で冷や24時間以上落ち着かせる。軽く潰しながら発酵槽に投入し、野性酵母のみで発酵を開始。基本的に全房を使用する。

Cul Sec” Blanc 2019
キュ セック ブラン

「Cul-de-Sac」=「行き止まり」にかけたネーミング。畑がサン ジャンの町とローヌ河に挟まれた場所にあるので「行き止まり」と名付けられた。2001、2005年に植樹された若い畑で粘土に砂質が混じる土壌。全房で発酵後、約5ヵ月後にボトリング。この時はまだ発酵が続いているので自然のガスが残る。白胡椒、ローリエなどのスパイスや、ライム、酢橘などの青系柑橘の強い芳香がある。味わいもドライでスパイシーで、ハッカ、花梨、グレープフルーツなど、多様な要素が面白い。さんまの塩焼きや、お魚のグリエ、アクアパッツァ、ボンゴレビアンコ、山羊やギリシャのフェタチーズを使った料理など、ワイン単体でも美味しいですが、お料理と合わせると、とても生きてくるワインです。8℃~12℃で飲むのがおススメです!

Château de la lavernette
シャトー ド ラヴルネット

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Le Jeune Beaujolais Villages Primeur 2020
ル ジューン ボージョレ ヴィラージュ プリムール

シャトー ド ラヴルネットは、1596年から13代続く由緒あるシャトー。現在のオーナー兼醸造家ハビエル ドゥ ボワシューは、アメリカ留学中に知り合ったアメリカ人のケリーと結婚し、フランスに帰国した。ケリーは『ビオディナミ農法』や、ナチュラルなワイン造りに強い興味があり、ミッシェル ギニエやミシェル ラファルジュ、ドミニク ラフォンなど、ボージョレ地方内外の各地を訪問。そこでハビエルも「ビオディナミスト」のワイン造りと味わいに感化され、自分も挑戦することを決意した。その後、巨匠ピエール マッソンに師事を受け、2007年、自信のブドウ畑を全てビオディナミ(DEMETER) へと切り替えた。

Le Jeune Beaujolais Villages Primeur 2020
ル ジューン ボージョレ ヴィラージュ プリムール 

10月のピックアップワイン (※ワインサークルで使用します)

昔の醸造方法に従って作られたボ―ジョレー ヌーヴォ。ヌーヴォ期間の終了後(イースター祭以降)は、ボ―ジョレ ヴィラージュ2020年表記となる。ルモンタージュ(果汁を循環させる作業)以外に干渉を最小限に抑え、野生酵母で発酵。短いマセラシオン カルボニック(炭酸ガス浸漬法)を行います。SO2無添加。イチゴやさくらんぼのような赤い果実香。とてもピュアな味わいで、するすると身体に吸い込まれる。2~3年以上熟成できるポテンシャルも秘めているので、セラー寝かせてゆっくり楽しむのもおすすめ。冷蔵庫温度で飲みはじめると、より美味しさを感じると思います。

Domaine Charvin
シャルヴァン

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Côtes du Rhône Rouge 2018
コート ド ローヌ

1990年がファーストヴィンテージで当時は全く無名だったが、R.パーカーが「ラヤスに最も近い造り手」と称したことで注目される。代々、北部の北斜面の多様性のある土壌を持つ畑を所有していたのも幸運だったが、若く真面目なローランの仕事で一気に評価を高めていった。栽培、醸造、熟成まで、現代的な要素は全く無いのがローランのワイン造り。畑では除草剤、防虫剤、防カビ剤は一切使用しない有機栽培を実践。醸造面も栽培同様に、過度な介入を避けるミニマリストだ。

 

Côtes du Rhône Rouge 2018
コート ド ローヌ

1940~70年代に植えられた畑で醸造所の周辺の畑。全て手収穫。発酵は野生酵母のみで大型セメントタンクで行う。シャトー・ヌッフ・デュ・パプでは珍しい全房発酵でマセラシオンは約1ヶ月間。その後、移し替えをしてセメントタンクで2 0ヶ月間熟成し、ノンフィルターでボトリング。

品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル

黒胡椒などのスパイス香と、プルーンなどの甘味を感じる果実香が豊かに香る。味わいはバリエーションに富んでいてスムーズ。黒系フルーツのジャムやスパイス、ハーブ香など口中に広がっていく。仔羊のグリエ、クスクス、ビーフシチュー、スパイスカレーなどと相性が◎

14℃~16℃で飲むと美味しいと思います。