11月のナチュラルワインセレクション

Monthly Selection11月のナチュラルワインセレクション

MARC TEMPÉ 
マルクテンペ

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Crémant d'Alsace
クレマン ダルザス

ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心地、コルマールの南西、ツェレンベルグ村にある。アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。標高は225~260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出す。所有する畑は約8haで、93年から有機栽培を始め、96年よりビオディナミ農法に変換し、 化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行なわない。ブドウ樹が自分の力育っていくのを助ける以外は何もしない。
マルクは若干強面だが、人柄が温厚で親日家。

Crémant d’Alsace クレマン ダルザス

土壌:花崗岩、石灰、泥灰土、砂岩が混ざる。標高:100~200m 
品種:ピノ ノワール、ピノ オーセロワ、ピノ ブランを1/3ずつステンレスタンクで1~2ヶ月間発酵(1ヶ月間マロラクティック発酵)ステンレスタンクで5ヶ月熟成後、2年間瓶内二次発酵/ドサージュ:3g/L 発酵前:25mg/L
ほんのりグリーンを帯びたイエローの外観に細かな泡が輝き、丸みのあるふくよかな果実に柑橘の酸がある。食前酒にぴったりで、ピンチョスや日本の家庭のお家ご飯(肉じゃが、すき焼き、お鍋など)とも相性◎

LE DOMAINE D'EDOUARD
ル ドメーヌ デドワード

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Bourgogne Côtes d'Auxerre
ブルゴーニュ コート ドーセール

エドワードは、2010年までワインのネゴシアンで働いていたが、ワインへの好奇心が日に日に増し、2011年、ボーヌの農業専門学校でワイン造りの基礎を学び始める。そして2012年以降、シャブリ地区の『トマ ピコ』や『アリス エ オリヴィエ ド ムール』など、ナチュラルワインの造り手のもとで経験を積んだ。
2014年、オクセールに位置する13.5haの畑を持つドメーヌを買い取り、ドメーヌ デドワードがスタート。購入した畑は15年以上前から有機栽培されており、ピノ ノワールやシャルドネ、アリゴテやガメイ、地元品種であるセザールが植えられていた。

Bourgogne Côtes d’Auxerre ブルゴーニュ コート ドオクセール

11月のピックアップワイン オンラインワインサークルでテースティングします

ジュラ紀後期の粘土石灰で育つシャルドネをプレスし、発酵・熟成。暑くて乾燥 が深刻な年ではあったが多収量で、リッチなアルコール度数が残る。ライトイエロー色、青りんごやフレッシュ果実の香り、エキスたっぷりの口あたりで、ブルゴーニュ北部のワインらしいシャープなミネラル&心地良い酸と、そしてボリューム感がある。若鶏のソテーに若干のクリームソースがかかったお料理や、ミートパテやなどの動物性油脂、洋梨&ゴルゴンゾーラのオーブン焼き、ポークローストなど、幅広くお料理にあうgoodなワインです!
ブルゴーニュグラスで、冷蔵庫で良く冷やして、その後飲みつつ室温に戻すと変化があり楽しめます(常温だと、微発砲します)

 

 

Château Cambon
シャトー カンボン

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Beaujolais Nouveau 2021
ボージョレヌーヴォー

故マルセル ラピエールの奥様、『マリー ラピエール』とマルセルの幼馴染である『ジャン クロード シャヌデ』が共同でオーナーを務めるシャトー カンボンの畑は、モルゴン村の南東、ベルヴィルの街に近いAOCボージョレ地区の平坦なエリアに位置している。モルゴンに比べて飲みやすく親しみやすい、フレッシュな果実味あふれるワインが造られている。
シャトー カンボンは、ラピエール一族である、『フィリップ パカレ』『クリストフ パカレ』 のヌーヴォ用のベースワインを提供。ここで醸造されたあと、数多くあるベースワインの中から、各自がワインをブレンドし、それぞれのヌーヴォとして出されるのだ。

Beaujolais Nouveau ボージョレヌーヴォ 2021

2021年のフランスでは4月上旬に霜害が発生し、ワイン生産量が前年比で1/3近く減少する可能性があると、フランスの政府機関であるフランスアグリメールから発表された。ボージョレも同じように大打撃を受け50%の畑が影響を受けたとのこと。そのため2021年のボージョレ ヌーヴォは例年より少ない生産量と見込まれる。

Heliocentric 
ヘリオセントリック

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Same River Twice
セイム リヴァー トワイス

2019年設立のヘリオセントリックワインは、南ローヌに作られた小さなネゴシアン(酒商)で、ジェームス氏と中川彰子氏が設立。彼らは約20年間、伝統的なワインの造り手や、有機栽培を実践する南ローヌ地方、カタルーニャ、オーストラリアなどの自然なワインを、エージェント&インポーターとして、日本にワインを紹介していて、とても高い評価を得ていた。そして今でも造り手達のワインをエージェントとして各国にワインを紹介し続けている。
『オーガニックでナチュラル、クラシックでありながら、品種と土地の個性をしっかり感じ、かつフレッシュで毎日飲めるワイン造り』を目指している。

Same River Twice セイム リヴァー トワイス

土壌:粘土石灰 グルナッシュ 80% シラー 20% (手摘み/ 40 ~ 50年) 自生酵母 VdF ヴァン・ド・フランス 2品種を醸しプレス、ステンレスタンクで発酵、セメントタンクで熟成。淡いルビー色、野生のハーブ香、瑞々しくフレッシュな果実味と溶け込んだタンニン、酸とのバランスの良さは秀逸。羊や、牛肉ノグリルなど、焼いた香りのするお肉や、果実の甘さがあるのですき焼きなどとも相性が◎