ワインセレクション Mars 2023

Monthly Selectionワインセレクション Mars 2023

酒井ワイナリー

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鶫 2020
ツグミ

1892年(明治25年)創業の東北地方最古のワイナリー
今月のピックアップワイン!
ワイナリーの当主『酒井 一平さん』がオンラインワインテースティングに登場してくれる予定です!

ワイン名「バーダップ(Bird Up)」の由来となった、赤湯鳥上坂の個性豊かな特徴を持つ、自社畑のブドウを中心にワイン造りを行っています。
2004年(平成16年)酒井家二十代目当主、ワイナリーとしては五代目となる酒井一平さんに代替わりし、現在に至ります。

畑ではなるべく自然の生態系を再現するため下草を羊に食べさせ、その糞から作った堆肥を用いるなど、循環型の農業にも取り組んでいます。
2021年9月に訪問した際に見せて頂いた斜面に位置する畑は、ジャングル化していて、目を凝らせて見ると、多くの木々の中にブドウが生っている状態。
収穫はさぞかし大変だろうと思いつつ、この状態だから耐性がつき、ここにしかできないワイン造りが出来るのだろう…とも思いました。

醸されたワインは無ろ過・無清澄・無殺菌でリリースされ、その土地ならではの他には無い個性を味わいに映し出しています。

鶫 2020
つぐみ 

自社畑の『デラウェア』と『アリカントA』を田舎方式で微発泡のロゼスパークリングに仕上げました。輝きのあるピンク色。
あまやかなフランボワーズやさくらんぼなど、赤い果実の香り。味わいにもブドウ本来の優しい甘みがあり、一方で美しい酸味、
余韻の程よい苦みが味わいを引き締めます。暖かい日に外で飲みたくなるチャーミングな泡です。

7℃~9℃前後から飲み始め、その後は冷やしても、そのまま室温に戻してもOK。白ワイン用のグラス。
お料理は『どんなお料理でも合わせやすく』、これからの季節、ピクニックなどに持って出て飲むのも◎ 
ハムとチーズを挟んだサンドイッチや、生の魚介類、『泡があるので』、焼き肉などと一緒でも◎

Josephe Landron
ジョゼフ ランドロン

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Muscadet Nouveau
ミュスカデ ヌーヴォー2022

【究極のNatural Wine】

ラ エ フアシエール村にジョゼフ ランドロンは住む。周囲にはブドウ畑がある丘を縫うように、ロワール河に注ぐ支脈が流れる。
当初ジョセフは農薬を使う農業をしていたが、徐々に自然な栽培を目指すようになり、1999年に有機栽培をスタートし、
2002年エコセール認証を取得。そして2011年にはビオディナミ認証取得するなど、畑を自然な姿に育ててきた。

ジョセフはとても温厚な人柄だ。ブルターニュでのワインサロンで一緒になった時のこと。朝方まで造り手たちと飲み明かし、
仮眠をとって起きたところに、ちょうど散歩から戻ってきたジョセフに出くわしたのだ。「やぁ、調子はどうだい? 」と、
朝の清々しい空気のように彼は声を掛けてくれたのだが、「ça va pas…」と応えるのがやっとの僕に、彼は笑いながら
コーヒーを渡してくれたのを覚えている。

Muscadet Nouveau 2022
ミュスカデ

品種:ミュスカデ 土壌:角閃石 樹齢:23年~40年 手摘みし全房でプレス 天然酵母での発酵 4か月間シュール リ状態で熟成
So2の添加はアルコール発酵の最後に必要に応じて加える 【究極のナチュラルワイン!】体液のように体にしみいります!
冷蔵庫温度で飲み始め、その後はお好みで冷やしても、常温でもOK。あっと言う間に1本空いてしまうと思います(笑)
生ガキやサーモン、白身魚のカルパッチなど、レモンをかけて食べるような料理と◎ 塩を付けて食べる天ぷらとも◎

Valérie Courrèges 
ヴァレリー クレージュ

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Ocrement-Dit  Cahord 2020
オクルモン ディ カオール

ヴァレリーは1973年Tarbesという町に生まれ。トゥールーズ大学醸造学部を卒業。オノロジストとしてプロヴァンスの、
ワイナリーの仕事をしておりましたが、自分自身のワインを造りたくなり、生まれ故郷の南西地方を選びました
ピレネーの近くで22haの畑を購入。ご主人も同じオノロジストなので、時々彼女のDomaineを手伝ってくれます。

ヴァレリーはLeo君という男の子のお母様で、人生の中で2つの空間を大切にしております。
2つの家があり、それを半分半分行き来しております。 1つは醸造家としてカオールの家で過ごしワインを作ります。
もう1つは母として子供との時間を持つためプロヴァンスの家で過ごします。
こういう新しいスタイルの生き方は、何だか素敵ですね。今、フランスでは女性の醸造家が増えておりますが、
フランスの子育て政策が充実しているので、家庭との両立が可能になりました。これからももっと女性の醸造家は増えるでしょうね。

Ocrement-Dit  Cahord 2020
オクルモン ディ カオール

カオールの石灰・赤粘土土壌で育つマルベックを除梗しセメントタンクで5日醸し後プレスし、セメントタンクで 1 日に2回、
ピジャージュを施しながら発酵、セメントタンクとアンフォラでマロラク ティック発酵・熟成。
マルベック特有の青紫を帯びた色、レッドカラントとザクロの香り、青さを感じるベリーの果実感に冷涼感としっかりとしたタンニン。
12℃前後から飲み始め、その後は室温でOK。ボルドー型のグラスで。タンニンはあるが優しく溶けているので、お料理はそこまで考えなくても、
その日のご飯と合わせて◎ しいて言えば牛肉やイノシシ、鹿肉などの赤いお肉のローストやグリルなどと◎ハンバーグ デミグラスソース、
お好み焼き、たこ焼き系の甘系ソースのお料理とも面白いかもしれません。