ワインセレクション Juin 2023

Monthly Selectionワインセレクション Juin 2023

Olivier Cazenave <Château de Bel>
オリヴィエ カズナーヴ 

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LA VEILLE DES LANDES - MONTAGNE SAINT-EMILION
ラ・ヴェイユ・デ・ランド モンターニュ サンテミリオン 2019

今月のピックアップワイン

オリヴィエ・カズナーヴ氏は17歳の時にワインの魅力に目覚め、大学で政治学を学びながらもワインの世界に入ることを決意。
数々の仕事を経験した後、この地のナチュラルワインの大御所、シャトー プピーユのフィリップ・カリーユ氏の紹介で「シャトー・ド・ベル」を購入した。
初リリースの2003年ヴィンテージがフランス国内の専門誌で高評価を受け、シンデレラワイナリーとして注目された。彼は常に新しいことに挑戦し、
ブレンドワイン「フラン・ド・ベル」やグルナッシュの可能性を追求するなど、さまざまな取り組みを行っている。彼の畑はドルドーニュ河に近く、
有機栽培で育てられ化学肥料や農薬は無使用。醸造過程では小さなタンクと樽を使用し、果実味を重視している。彼の努力は評価され、
多くの高級レストランで取り上げられている。

LA VEILLE DES LANDES – MONTAGNE SAINT-EMILION  2019
ラ・ヴェイユ・デ・ランド モンターニュ サンテミリオン 

モンターニュ サンテミリオンで育ったメルローを使用。全房で発酵槽にいれて、ボージョレ地方の醸造方法であるマセラシヨンカルボニック
(炭酸ガス浸漬法)で造られたワインで良年のみ造られる。メルローの持つ豊かな果実味がありつつ、しっかりと溶けた優しいタンニンがあるが、
やはりボージョレや、ブルゴーニュワインをイメージして造られただけに、しなやかで柔らかい味わい、余韻も長い。
12℃前後、グラスはブルゴーニュ型、そこまで重いワインではないが、赤い系のお肉のグリルやローストと◎

【モンターニュ サンテミリオン】

モンターニュ=サンテミリオンのワインは、力強くて豊かな味わいを持ち、熟成によってさらに複雑さを増す。
この地域の土壌は粘土と石灰岩が主な成分であり、ワインにミネラル感や滑らかなタンニンを与える要素になる。

 

Cacique Maravilla  
カスティック マラヴィッリャ

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Naranja 2021
ナランハ

カスティック マラヴィッリャは250年以上、7代に渡ってナチュラルワインを造り続けている。チリ南部の冷涼なビオビオ渓谷の、
火山土壌の豊かさが反映されており、芳醇で優しい口当たりのワインが造られる。作業は馬と共に畑を耕し、手作業が主。
複雑な味わいが現れるのは、平均樹齢が250年を超えるブドウの古樹に由来する。チリでは伝統的に、大きな開放樽でワインを仕込み、
樽熟成させた後、樽から直接瓶詰めして販売していた。Cacique Maravillaは「偉大な酋長」という意味であり、1750年にカナリア諸島から
渡ってきた7代前の曽祖父が尊敬を込めてその名で呼ばれていたという。

Naranja 2021
ナランハ

モスカテル・デ・アレハンドリア 90%、シャスラ 5%、トロンテル 5% 平均樹齢250年。
完熟したブドウ2ヶ月マセラシオン 、古樽熟成、Naranja = Orange。 濃いめの麦わら色、微々々ガス、非常にアロマティック、蜜、白い花、
白桃、柑橘系の爽やかな香り。ビビットな酸味とさわやかな飲み口、トロピカル・フルーツ、舌の上に軽いタンニンもある。

ワイン内にガスがあるので、冷蔵庫温度から飲み始めその後室温で。グラスはブルゴーニュ型が理想。餃子、青椒肉絲、酢豚などの中華料理、
スパイスカレーなどと◎

Château de la Bonnerière  
シャトー ド ラ ボヌリエール

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Les Devants de la Bonnerière Sauvignon Blanc 2021
レ デヴァン ドゥ ラ ボヌリエール ソーヴィニヨン

シノン左岸はブドウ畑が広がり素晴らしい景観が広がっている。1976年、ピエール・プルゾーは家族の所有地を取得し、シャトーを改修し、
失われたブドウ畑を再植。1989年には近代的な醸造所が建設され、「シノン・シャトー・ド・ラ・ボヌリエール」が生まれた。現当主である、
息子のマルクは1999年にこのブドウ畑を引き継ぎ、発展させ、完全に有機栽培に移行し、醸造所を改良。
手摘みのブドウは重力を利用してタンクに運ばれ、自然酵母や、無濾過で醸造、瓶詰することで、テロワールを反映するワインを造っている。

Les Devants de la Bonnerière Sauvignon Blanc 2021
レ デヴァン ドゥ ラ ボヌリエール ソーヴィニヨン

このソーヴィニヨンは、新鮮さをもたらす粘土石灰岩の区画で栽培され、完全に成熟した状態で収穫されるため、非常に香り高く、
さわやかでフルーティーなワインが生まれる。低温で醸造することでより香りが強調される。非常に明るく透明な、淡い黄金色で 柑橘類、桃、
火打石のような芳香があり、繊細で豊かな香り。
フレッシュでバランスが良く、レモンのようなフレッシュさと美しい余韻、そしてミネラルの余韻が特徴。
冷蔵庫温度から飲み始め、冷えた状態で飲むのが◎
サーモンマリネや白身魚のカルパッチョなどの柑橘を使い食べるお料理、山羊のチーズ、ニース風サラダや果物の入ったサラダとも◎
白ワイングラスで。