7月にお届けするワイン

Monthly Selection7月にお届けするワイン

Bulles d'Esprit '19
ビュル デスプリ

Domaine Thuronis / ドメーヌ チュロニス

前職が営業マンだったアレクサンドル クーランジュ。 15年ほど前にワイン造りに興味を持ったことがきっかけで新たに勉強をし、協同組合やネゴシアンなどで経験を積む。敷地内にはブドウ畑以外にも、他のメンバーが造る小麦畑、森があり、養豚や養鶏もしているが、全てが自然派。ブドウ畑は緩やかな丘で素晴らしい景色だ!
ナチュラルな環境の中で伸びのびと育ったブドウでワイン造りをするアレクサンドル。ユニークなラベルやワインのネーミング、そして造るワインの多様性も含めてアイディアが満載!パートナーのアストリッドの協力もあり、パワーと実力はグングンアップ!ますます今後が楽しみな造り手です!

Bulles d’Esprit ’19 ビュル デスプリ

ソービニヨン ブラン100% 標高250メートルの南向きの斜面の畑で、白い粘土質と石灰岩質土壌。樹齢は15年~35年。ほんのり甘さを感じるペットナット。マンゴーやパッションフルーツのニュアンスがありほっこり。きれいな酸もミネラル感もあって、夏に食べたいスパイスカレーと◎

AMPHIBOLITE MUSCADET
SEVRE ET MAINE SUR LIE 2019
アンフィボリット ミュスカデ セーブル エ メール

サムネイル
サムネイル

Josephe Landron / ジョゼフ ランドロン

ラ エ フアシエール村にジョゼフ ランドロンは住む。周囲にはブドウ畑がある丘を縫うように、ロワール河に注ぐ支脈が流れる。当初ジョセフは農薬を使う農業をしていたが、徐々に自然な栽培を目指すようになり、99年にBioをスタートし、02年エコセール認証を取得。11年には ビオディナミ認証取得するなど、畑を自然な姿に育ててきた。

ジョセフはとても温厚な人柄だ。ブルターニュでのワインサロンで一緒になった時のこと。朝方まで造り手たちと飲み明かし、仮眠をとって起きたところに、ちょうど散歩から戻ってきたジョセフに出くわしたのだ。「やぁ、調子はどうだい? 」と、朝の清々しい空気のように彼は声を掛けてくれたのだが、「ça va pas…」と応えるのがやっとの僕に、彼は笑いながらコーヒーを渡してくれたのを覚えている。

AMPHIBOLITE MUSCADET SEVRE ET MAINE SUR LIE 2019 アンフィボリット ミュスカデ セーブル エ メール

品種:ミュスカデ 土壌:角閃石 樹齢:23年~40年 手摘みし全房でプレス 天然酵母での発酵 4か月間シュール リ状態で熟成 So2の添加はアルコール発酵の最後に必要に応じて加える 究極のナチュラルワイン!体液のように体にしみいります!
生ガキやサーモンなど、レモンをかけて食べるような料理と◎

Bourgogne Aligoté 2018
ブルゴーニュ アリゴテ

Sextant / セクスタン
Julien Altabeard / ジュリアン アルタベール

ジュリアン アルタベールは、マコンやボジョレ地方での研修を経て、どうしてもナチュラルワインの造り手の下で働きたいと、02年にブルゴーニュの鬼才『ドミニク ドゥラン』に弟子入りした。07年、小さな畑を借り、ドミニクのカーヴの一部を借りて自分自身のワイン造りをスタートさせた。目指す方向を見失わないようにと『六分儀=セクスタン』をワイン名にした。今では大師匠のドミニクをもうならせる造り手に成長。彼のワイン造りの特徴は、自社畑のブドウを使うことはもちろん、信頼のおける友人達のブドウも使って、これまでのブルゴーニュでは考えられない斬新な組み合わせや醸造でユニークなワインを生み出すことだ。造りのセンスが抜群だからこそできる技だ。

Bourgogne Aligoté 2018 ブルゴーニュ アリゴテ

ジュリアンが一番最初に購入した畑。ピュリニー モンラッシェ村内の高樹齢ブドウを使用。シルト土壌で、品種はアリゴテ ドレAligote Dore。遅摘みで良く熟したブドウ由来の、酸とミネラル、果実味や旨みがたっぷり!アリゴテらしくない厚みのある味わい。いま飲むのであれば、12~15℃程度で、一度キャラフェなどに移すのもおすすめ。白ワインやレモンをいれて蒸した白身魚のお料理などと◎

Ca plane pour Toi '18
サ・プラン・プール・トワ ’18

Cave Apicole / カーヴ アピコル

ルシヨン地方アピクロン村で、養蜂家をしていたシルヴァンは、11年からワインを造り始めた。このエリアは、樹齢100年のカリニャンやグルナッシュ、シャルドネ、ソーヴィニヨンなどが植わっている畑が所々にあり、その一部を借りてワイン造りをスタート。標高127メートルの位置にあるカリニャンの畑は、乾燥していて風も強いため、病気や害虫が少なく、有機栽培にはうってつけの場所で、毎年、安定してよく熟した健康なブドウができる。赤ワインはブドウ品種によって異なる醸造方法で『炭酸ガス浸漬法』と『トラディション』とで造り分けている。昔ながらの木製圧搾で搾汁し、樽または中型の発酵槽で最終発酵、そのまま熟成、秋には瓶詰をする。どのワインも基本は酸化防止剤無添加、フィルター掛けもしない。

Ca plane pour Toi ’18 サ・プラン・プール・トワ ’18

樹齢100年のカリニャンを使用。土壌は黒いシスト。ブドウが早く熟した年で、赤は果実味が厚めの仕上がりに。古いロックンロールナンバー「Ca Plane Pour Moi / Plastic Bertorand」から名前を取った。Ca Plane!とはフランス語で「すべてうまくいっている」という意味。 果実味と旨みが満載!現在、多少の還元があるので、冷蔵庫でよく冷やすこと。抜栓初日よりも、2日目からがおすすめで、保存も冷蔵庫で。甜麵醬や豆板醬などを使った少し甘辛いようなお料理と◎